初めての企画が好評
4月17日18日の両日、府高分会長書記長会議開かれる!
 17日(土)午後から18日(日)昼まで、大津市「におの浜荘」で、1999年度の分会長書記長会議が開催されました。
 1日目は、全体会と、「高校生をどうみるか?『管理』をやめて『自主』をどう育てる?」「こんな時どうする?組合活動と教職員の権利−職場に憲法を」「『日の丸・君が代』問題とガイドライン反対のたたかい」という3つの分科会が行われました。2日目は、分科会の続きとまとめの全体会を行いました。
 全体会では、桃山養護・北嵯峨・鳥羽定・綾部の各分会代表と京教組の大平委員長をシンポジストに迎え、「みんなで考えよう、職場づくり」と題したシンポジウムを行いました。シンポジウムでは、各分会代表からの報告のあと、参加者を含めた討論を行いました。
 報告では、どの職場からも、元気な分会活動を基本にしながら次のような共通した教訓が出されました。
◇組合に入っていない先生も含めて、教育条件や労働条件の改善にとりくみ、職場合意をかちとってきた教訓
◇校長交渉をはじめとする、当然の組合活動を認めさせてきた教訓
◇父母・生徒とともに学校づくりを進めてきた教訓
◇教育課程や自主活動など教育のあり方への民主的な合意をつみあげてきた教訓
 組合員が少ない困難な職場でも、組合の役割が大変大きいと、まとめの中で話されました。分会づくりの5本柱のスローガンを実践する上で、これからも議論を進め、府高全体の今日的な職場づくりの課題と組織活動の進め方を明らかにしていく必要があります。
 第1分科会では、久御山分会と鴨沂全日制分会からの報告を受けて、茶髪やピアスの指導のあり方、校則をどう考えるかなどについて話し合いました。その中では、多くの分会から管理的な生徒指導の実態などが出され、鴨沂や桂からは生徒の人権をどう考えてきたかなどが出されました。分会長書記長レベルでの「高校生をどうみるか」という議論は、職場づくりの中心的な課題が「高校生をどう理解し、教育をどう保障するのか」にあるということをますます鮮明にしました。全体会のシンポジウムの中での大平委員長の提起「職場づくり−教育実践での闘い」を受けて、職場づくりの中核的な任務を負っている組合役員が正面にこのことをすえて議論し合ったことの意味は大きいと考えられます。また、教職員の管理強化・分断と、生徒の権利侵害が一体的に進められている職場からの報告も多く、子どもの権利条約の息づく職場づくりを進める上で、職場民主化の闘いとともに、教研活動・授業研究などのとりくみが求められているという実践報告も出されました。
 第2分科会では、労働基本権についての学習のあと、職場での組合活動の中で問題になっていることを話し合いました。組合掲示板設置を管理職が認めないというある職場の実態、年休や代休問題、休息休憩と勤務時間の割り振り問題などが話題になりました。ただ出された問題が多岐にわたり、一つ一つの問題を十分深めきれなかったことが反省として出され、今後はテーマ毎に整理して集中した学習や闘い方についての論議を望む声が多く出されました。
 第3分科会では、「『日の丸・君が代』問題とガイドライン反対のたたかい」と題して、今一番ホットな問題がとりあげられました。その中では、
○平和問題、新ガイドラインの問題などの学習が職場ではもちにくく、分会でもいろいろな課題がある中でとりくみ方が課題になっている
○自衛隊の生徒への勧誘は、進路の決まっている生徒にも執拗にくり返される
などの実態が報告されました。特に、自衛隊の勧誘問題は、新ガイドラインとの関係が大変深いことが浮き彫りにされました。今後、生徒の教育のあり方にも大きな影響を与えるものとして見過ごせない問題であり、府高としても組織的にとりくむことが重要であるとの主張もなされました。

 以下、参加者の感想を紹介します。
○第2分科会での労働基本権についての基調報告は良かった。(工業高校分会)
○日の丸・君が代問題については、職場や地域ごとに到達点や状況はいろいろある。福知山はかなり進行してしまっている地域だが、その中で分会(員)の役割は異議の存在することを示すこと、問題提起をすることにあると考えている。生徒や教職員に考えさせることができさえすれば、相手の意図を徹底させないという点で勝てると思う。(福知山高校分会)
○学校の中でもナショナリズムについて、整理する必要があると思います。「君が代」「日の丸」にみられるナショナリズムの押しつけへの批判はもちろんですが、「自衛隊=国を守る仕事」が容認されていく状況や、「民族教育」まで視野に入れていくことが必要なのではないでしょうか。(八幡高校分会)
○「生徒をどう見るか」の分科会に参加しました。他校の現状・実践を聞くことができると同時に、自分の実践や生徒の見方の点検もできて、たいへん有意義でした。討論の内容を我々組合員だけが独占していても学校づくりはできません(今の学校は、生徒をどう見るかという視点がきわめて弱いことからしても)。ここの内容を広める工夫をしていただきたいと思います。(峰山高校分会)
○昨年は、生徒指導で悩み多い1年でした。定年間近になって−。大平委員長の「60才まで教壇に立つことの誇り」を胸に、子供(生徒)達と楽しくかかわり、子供達にはげまされる毎日を送りたいものです。(東宇治高校分会)