第54回府高定期大会、
全議案を満場一致採択して終了
 府高は、去る5月21日(金)22日(土)の両日、第54回定期大会を京都教育文化センターホールなどで開催しました。執行部を代表しての真殿副委員長のあいさつで始まった大会は、石川喩紀子日高教副委員長、井上吉郎京都市長選挙予定候補、本庄孝夫日本共産党衆議院京都3区予定候補、後藤淳子「定通みんなの会」代表、大平勲京教組委員長という5人の来賓の祝辞の後、第1号議案から第4号議案までの提案・討論を行いました。そして、すべての議案を満場一致で採択し、2本の特別決議「小谷・西垣健康裁判闘争に勝利し、学校職場の労働条件改善を勝ち取るたたかいをすすめよう」「◇アメリカの戦争への協力法=『新ガイドライン法』廃案めざし、『教え子を再び戦場に送るな!』のスローガンを高く掲げて職場から総決起しよう!◇『周辺事態』のヨーロッパ版=NATOによるユーゴ空爆の即時中止とコソボ問題の平和的解決を求める声を職場から大きくあげよう!」と大会宣言を採択して無事終了しました。大会速報「緑の山河」は、第16号まで発行されました。

川上委員長不在という重大な事態の中で開かれた今大会を成功に導いた大きな要因は、言うまでもなく2日間で49本(他に文書発言9本)という、代議員による熱心な討論でした。今大会の討論の特徴は、
@「校長交渉を実施してあいまいだった勤務時間を明確にし、4時半には帰れるようになった」「労安闘争と人事闘争を結合してたたかい、不当人事が大幅に減った」など、組合の存在価値がたたかう中でこそ鮮明になることを示した、
A教育リストラ・自治体リストラのもと、ますます劣悪となる教育条件や、現職死を多く生み出している労働条件を抜本的に改善するのも、組合のたたかいがなければ実現しないということを明らかにした、
B「高校野球での峰山高校や須知高校の活躍で地元が盛り上がったり、評価されたりするのは、地元出身の生徒中心に活動しているからだ」など、高校多様化のもとでいっそう光輝く高校三原則(地域制)のよさを再認識させ、高校制度問題の取り組みに新たな視点を提起した、
C青年部からの「仲間がいたからこそ、組合があったからこそ成長できた」という発言など、「いい仕事がしたい」「働きやすい職場にしたい」という教職員の気持ちは、組合加入でこそ実現でき、その条件は攻撃が強まる中でますます広がっていることが明らかにされた、
D高校生春討や地域での高校生の集いの中で成長する高校生の姿が紹介され、生徒の学力低下や「新たな荒れ」と言われる教育困難を打開する力の一つは、生徒の自主活動の中にあることが明らかにされ、また、そのための教職員の指導と援助の必要性が確認された、
E教育懇談会や教育条件改善での保護者との教育共同の必要性、住民本位の民主的自治体建設の重要性なども、生き生きと語られた、
F分会未結成職場の存在、組織的に整理の必要ないくつかの問題、臨時教職員運動、自衛隊の策動を一定許している問題など、府高運動の今後の課題が明らかにされた、
などでした。そして、今大会の討論は、石川日高教副委員長が、「退職組合員を励ますつどい」のあいさつで触れた、「女性の発言が多い」「さまざまな職種の発言がある」「いろいろな人が持ち味を生かして発言する」という、府高の全校種・全職種を網羅する組織の特徴を改めて浮き彫りとしたものとなりました。

大会恒例の「宣伝コンクール」は、多数の職場新聞、ビラ、学年・学級・教科通信などの出品のもと行われ、2日目に審査結果の発表・表彰が行われました。また、定時制の募集停止にともなう「閉制」で、今年度の大会が最後の「参加」になるかもしれない山城定時制分会の伝統ある分会旗が会場に掲げられ、大会速報「緑の山河」で紹介されました。受付付近では、学職部によるホットコーヒーの販売も行われました。

大会は、新ガイドライン関連法案の参議院での強行採決がもくろまれ、21日に中央では東京・明治公園で「ガイドライン関連法案反対全国民集会」が開催されるという緊迫した情勢のもとで開催されました。大会は、東京の中央集会に、乙訓ブロック担当の福林執行委員を派遣し、21日の昼休みには、昼休みデモを150名以上の大会代議員・執行部の参加で成功させました。

大会1日目の夜には、恒例になった「第12回府高退職組合員を励ますつどい」を京都教育文化センター301号室で開催しました。つどいには、退職組合員5名をはじめ、組合員・OB・OGなど34名が参加しました。退職組合員からは「与謝の海分会は、どんな職種の人も大事にし、同じ目線で意見を述べ合うことができた。そのおかげで、私のような『普通の人』が、会議で報告したり、集会で発言したりできるようになった」などの発言があり、例年以上に励ます側の現役組合員が逆に励まされるという、なごやかで力強いつどいになりました。