「ベルリンの壁」崩れる!
声をひとつにした要求 府教委を動かす
 司書委員会では、昨年度から予算要求活動に力を入れてとりくんできました。その成果として、府立高校図書館に電子ブックの百科事典が入ることになりました。
 京都府の学校図書館の予算は、近隣府県や京都市に比べてもかなり低く、このことは図書館資料がなかなか更新されないという情けない結果を産み出していました。多くの府立高校の図書館が所蔵する百科事典には、小笠原諸島や沖縄が未返還だったり、「ソ連邦」や「ベルリンの壁」がまだ堂々と存在していたのです。こうした事実を調査し、定期大会や府教委交渉、「個人請願」など、機会あるごとに「もっと予算を!」と訴えてきました。中でも多くの司書が訴えた「個人請願」が、日本共産党の三双議員の目に止まり、府議会文教委員会で質問していただけることになったのです。また同時に、マスコミにも訴えようということで、「京都民報」に取材をお願いしました。びっくりするほど大きな記事で「民報」に載ったのが99年10月3日。その後、府立校図書館協議会の会長(府立高校長)が、このことを随分気にする発言をしたりで、それなりの手ごたえは感じていたのですが! 年度末近くになって、前述のような「朗報」が飛び込んできたのです。ただ、電子ブックの百科事典は、書籍とちがって一度に複数の人が利用できないという欠点があります。また、ハードが故障したら読めません。どうせなら「お金」の方がいいという声もあり、現場と府教委との認識のズレを感じざるを得ません。しかし、声をひとつにした要求が府教委を動かしたいうのは、紛れもない事実のようです。
 司書委員会では、根本的な予算問題の解決に向けて、引き続きとりくんでいこうと決意を新たにしています。
《要求「実現」までの経過》
1998年6月 各校所蔵の百科事典についての調査実施
     8月 調査結果をもとに学習会 「個人請願」にみんなで書こう!と意志統一
     9月  「個人請願」
    12月 府教委交渉で訴え
1999年5月 定期大会で発言
     夏  「個人請願」に目をとめた三双議員と懇談 
        府議会文教委員会で質問 
        「京都民報」取材 
    10月 「京都民報」掲載
    12月 府高SLA会長「民報」記事について発言
2000年2月 「壁崩れる」(要求「実現」)